老人ゲーマー

かつてインフレの象徴と呼ばれたポケモンがいる。ゴウカザルである。


一致1202つ、しかもそれぞれメタグロスカビゴンという二大巨塔の弱点を突けるということで、当時としては強かった。

三世代最強の格闘はヘラクロス?それも技は瓦割りだったから、まあ相当強くなってるのが分かる。


当時どちらかと言えば、インフレに対して否定的な意見が多かったような気がする。火力高すぎて受からんー、みたいな。

それを見て俺はこう思っていた。「いや受かるだろwおじいちゃんすぎるw

今その言葉は自分に返ってくる...


俺は剣盾の対戦があんまり好きではない。理由は、選択肢の広さだと思う。

ただでさえ攻撃性能の上がったポケモンたちと、それに加えて誰が切ってくるか分からないダイマックス。

増えすぎた選択肢に全て対応することはできなくて、何かしらの選択肢を切って動いていることが多い。

そして一度ダイホロウやダイジェットを通されてしまえば、実力差があっても簡単に負ける。


だから負けたときに「相手が上手い!」よりも「あーその型かぁ、ついてないなぁ」と感じることが増えてしまった。


でも、それは本当にポケモンがつまらなくなったんだろうか。

公式大会が終わった今も、一生ランクマッチに潜っているオタクがいる。それはまあ、普通に考えて楽しいからだろう。楽しいと感じれてる人はいるのだ。

もしかして、あのときのゴウカザルと同じで、実はダイジェットもダイホロウもちゃんと受かるんじゃないか?


俺が剣盾に求めているものはなんだろう。

俺の中で楽しいかどうかの指標が「過去作にあった面白さが損なわれていないか」だとしたら、新作が過去作を超えることはあり得ない。

最高でも「全く損なわれていない」「過去作と同等」である。

だったら過去作やればよくない?


選択肢が増えたつまらなさもあれば、楽しさもあるはずだ。

構築の自由度の高さ、新しいギミックや戦い方を見つける楽しさ、とかだろうか。今の俺には分からないけれど


それに目が向かず、欠点ばかり見えてしまうのであれば、つまらなくなったのはゲームではなく...


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